ホッカイロの使い方と雑学
ホッカイロの使い方を間違えていた
iPhone、スマホは低温に弱い
先日、スキーに行った時に、ウェアのポケットにiPhoneを入れて滑っていたらあっという間に充電が切れてしまったんです。
最近のデジカメもそうですが、リチウムイオンバッテリーは低温に弱いです。
その後のスキーではiPhoneは首からぶら下げる防水タイプのケースを使い、そのなかに小さいタイプのホッカイロを入れておきました。(ウェアの中です)
そうしたら・・・温まらないんです。
強烈に寒いからかなあ?なんて思ったのですが、その後気になって調べてみたらホッカイロのあたたまる原理と言うのは「鉄が錆びる時に発する熱」なんですね。
ホッカイロの温かくなる原理
確かにテレビとかで見聞きしたことがありますが、あの袋の中には
- 鉄粉
- 水
- 塩類
- バーミキュライト
- 活性炭
などが入っているんです。で、鉄粉が水と反応(塩で速度を早める)させ熱を発生させるのですが、その時に「酸素」も必要なのでした。
なので、密閉した状態だと温かくならなかったのです。
次の手
カイロを中に入れるのはダメ。では、どうしようかと思って次は・・
防水ケースの外に・・・。
貼るホッカイロをケースに貼ってみた。どうよ?
うーん。なかなかいい感じ。もちろんあたたかーい。
低温にも弱いが・・逆もまたしかり
が!
iOS デバイスは環境温度 (周囲の温度) が 0° ~ 35℃ の場所でお使いください。低温下や高温下では温度調整のためにデバイスの動作が変化することがあります。動作温度を下回る極端な低温下で iOS デバイスを使うと、バッテリーの消耗が早くなったりデバイスの電源が切れたりすることがあります。より温度の高い場所にデバイスを戻すと、バッテリーの駆動時間も通常の状態に戻ります。
iOS デバイスは -20° ~ 45℃ の場所に保管してください。駐車中の車の中は高温になることがあるので、デバイスを車内に置いたままにしないでください。
iPhone、iPad、iPod touch を許容可能な動作温度に保つ – Apple サポート
に引っかかりそう・・・。
ちなみにカイロの袋には
「最高温度63℃、平均温度53℃」との表示が。
・・あきませんやん。
こんなの出ちゃうそうですよ。
実際のスキー場では気温が低いので問題なさそうですが、休憩時にロッジに入ったりすると一気に温度が上がりそうです。
この手もダメでした。カイロにガムテープなどを貼って温度調整できるかな?
これは今後の課題にしておきます。
ホッカイロ(使い捨てカイロ)の雑学です
今回調べていた中でなるほどと思ったことがあったので紹介しておきます。
氷点下だと温まらない。
これは最初に書いた「酸素」ではなくこんどは「水分」の問題。
氷点下だと袋内の水分が凍ってしまい鉄を錆びさせることが出来なくなるのだそうです。
その他にも、空気中の水、つまり湿度も利用しているのだそうで、湿度が低い状態では酸化の反応が鈍ってしまうからだそうです。
一時的に保管するにはジップロックなどに入れる。
これは最初に書いたとおりで、酸素がなくなると酸化の反応が止まるためです。長持ちさせたい時には有効な手段ですね。
袋から出した時に揉まない。
昔の物は袋から出したらくしゃくしゃと良く揉んでいましたが、今は袋に開けてある小さい穴が埋まってしまうので、むしろ揉まないほうが良いらしいです。せいぜい軽く振る程度で。
早く温めたい時には息を吹きかける。
人間の息には湿度がありますよね、それを吹き込むことによって酸化が促進されるからだそうです。
お弁当の保温には使用しない
そもそも保温できるほどの熱量もないと思うのですが、温度的に雑菌の繁殖し易い温度なのでNGだそうです。
あれ?ホッカイロってメーカー興和だったっけ?
元々白元だったのですが、2014年に白元からコルゲンコーワなどで有名な興和に譲渡された様です。(その白元は同年破綻)
最後に
普段何気なく使っていたホッカイロ(使い捨てカイロ)の原理。
分かっていたようで分かっていなかったです。最後に書いた雑学も原理がわかっていればなるほどと思うことばかり。分かっていた気になっていても改めて調べてみるのって大事ですね。
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