ストレスチェックとセルフケアのはなし
先日会社の健康診断があり、27年12月1日より、ストレスチェックの義務化が決まったことを受けてか、付随してストレスチェックのアンケートがあり、その結果が返ってきました。
結果は、全く問題なしとのこと。でもなんだか質問事項から残業時間の記入の欄が黒塗りしてあったりして当社独自仕様だったような気もしますが。
内容として「上司にサポートは期待できますか?」的な設問もあったりして、「こ、これは見られたらやばいな」と思いつつも、ちゃんと真面目に記入したので多分本当にストレスに関しては大丈夫なのでしょう。
結果のあとに「セルフケアとは」という内容でストレスを軽減するための手引きが書いてありましたので少し抜粋して紹介したいと思います。
セルフケアとは
自身で正しい知識を学び、ストレスや心の健康について理解し、自分のストレスを予防、軽減するまたはこれに対処すること。
セルフケアの基本
セルフケアの基本は規則正しい生活、適切な食事、睡眠、運動を日々心がけること、それに加え、ストレス解消法、ストレス対処法がある。
1.食事
- 野菜を多く食べる。
- 塩分・脂質・糖質摂取は控えめにする。
- 自然食品はストレス軽減の効果が高いことが知られている。
- 青魚に含まれるDHA・EPAには抗うつ効果が期待出来るという研究結果もある。
2.睡眠
- 毎日十分な睡眠時間を確保すること。
- 無理に眠ろうとすると逆に緊張して眠れないこともあるので眠くなってから寝床につき、起床時間を一定に。
- 仕事や、生活上の都合で夜間に必要な睡眠時間が確保できない時には30分以内の軽い昼寝が効果的。
- 就寝前にリラックス(ぬるめのお風呂でゆったりするなど)がスムーズな入眠へと誘う。
- 就寝直前の激しい運動、夜食摂取、飲酒、喫煙は睡眠の質を悪化させる。カフェインの摂取も尿意で目が醒める元になるので摂らないように。
- 就寝時の寝室の明るさはなるべく暗くし、眠る前の携帯電話の光も覚醒を助長させるので控える。
3.運動
- 適度な有酸素運動はストレス軽減効果があります。
4.ストレス解消法
ストレスへの対処法として、行動の工夫、考え方の工夫、リラクゼーションの3つがある。
行動の工夫
- ストレスの原因となる問題を分解、整理し優先順位をつけてみる
- 優先順位の高い問題から解決策をリストアップし、実行しやすい方から対処していく。
考え方の工夫
- イライラや不安を感じる時、その原因の一つとして、考え方のクセが関係していることがある。
- 仕事がうまくいかなかった原因を過度に自分のせいと考え、同じ様な失敗が続くのではないかと考えていないか?
この様な時には別の視点から状況を見つめ直してみる
リラクゼーション
- 心と体の状態は密接に関係しています。リラクゼーションは体の緊張を解きほぐすことで、心の緊張を解きほぐす方法です。
- 腹式呼吸、アロマテラピー、入浴、音楽鑑賞など自分に合ったリラックス方法を普段からみつけておく様にする
ストレスの対処では家族、友人、上司など周りの人に相談し、サポートを求めることも有効。普段から気軽に相談できる相手や、信頼の置ける人と良好な関係を築いておくよう心がける。
うつ病のサイン 自分で気づく変化
もし、以下の項目に当てはまると気づき、仕事や日常生活に支障が出てくる様であれば、うつ病の可能性があります。早めに専門医に相談しましょう。
- 悲しい、憂鬱な気分、沈んだ気分
- 何事にも興味がわかず、楽しくない
- 疲れやすく、元気がない(だるい)
- 気力、意欲、集中力に低下を自覚(億劫、何もする気がしない)
- 寝つきが悪くて、朝早く目が覚める
- 食欲がなくなる
- 人に会いたくなくなる
- 夕方より朝方の方が気分、体調が悪い
- 心配ごとが頭から離れず、考えが堂々めぐりする
- 失敗や悲しみ、失望から立ち直れない
- 自分を責め、自分は価値がないと感じる
参考)厚生労働省:うつ病推進方策マニュアル
なるべくストレスを溜めない様に普段からセルフケア。気にかけておきましょう。
でわまた
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません