2017年版 ダイニチとコロナ比較 どっち買えばいいの問題
【2017 10/22 更新】ファンヒーター ダイニチ?コロナ?どう違うの?
めっきり寒くなりました。新潟県の我が家ではいよいよストーブなしでは過ごせない日々が始まりました。
ホームセンターや家電量販店でもたくさんのストーブ、ファンヒーターが展示されていますね。
今年は石油価格がそれほど高くないので安心してファンヒータを使えます。
エアコンの暖房も最近は消費電力が下がってきたとはいえ、やはり「ガツン!」と暖めるのはファンヒータには及びません。特に外気が下がってくるとヒートポンプという構造上、暖房の効きが悪くなるんです。
僕の家には現在、ファンヒータが3台ほどあるのですが、僕の部屋のファンヒータが点火時の音がものすごくなってきて、そろそろ買い替え時なんです。
今までは、ファンヒータを買うときに「ダイニチかコロナか?」とは悩まず、「同じような値段なら同じようなもんだろ」と、まず値段ありきで決めていました。
そういえば両社の違いは調べたことがなかったなと思い、今回調べてみましたのでシェアしたいと思います。
え?なんでダイニチとコロナだけなのかって?
もちろん我が新潟県の企業だからですよ!郷土愛!
スイマセン。さて行ってみましょう。
売れ筋の1万円台の製品比較
比較用に使ったのは、僕が買おうと思っている、木造9畳、コンクリート12畳のエントリーモデル。だいたい1万円台前半で売られているものです。
型式はどちらも「3217」番です。
カタログを見た感じ、両社とも最初の二桁が出力で終わりの二桁が年式のようです。
つまり、この3217ならば3.2Kwの2017年モデルですね。
比べやすいように比較表を作ってみました。
まず気になるのが暖房の性能ですが、基本的に出力が同じなので燃料消費量も部屋を暖める能力も同等です。(同じ量の石油の燃焼で得られるエネルギーは同じなので)
ですので、その他に比較検討の対象になる点といえば・・。
- 消費電力
- 騒音
- 点火時間
- 使い勝手
- 故障率
になると思います。それでは見ていきましょう。
消費電力
着火時の消費電力はコロナの方がかなり大きいのですが、ほんの数秒のことなので考慮に入れなくて良いと思います。
通常運転時の消費電力はダイニチが大きく(最大98w、最小52w)コロナは小さいです(最大20w、最小11w)。平均値で見てみるとダイニチ75w、コロナ15.5wで約60wの差が出ています。
この60wの差というのはどれくらいかというと
東京電力で1kw26円、1日8時間使用として12円48銭
1ヶ月で374円くらい。
こちらのサイトを利用しました→ 電気代・電気料金の計算、消費電力
この差を大きいと見るか小さいと見るか。
騒音
ダイニチ24〜35db コロナ21〜35db
こちらも平均値で見てコロナの方が優秀です。
実際には「不快な音の種類」というのもありますよね。
実機での確認できたら嬉しいのですが。
点火時間
これは基本的にダイニチが40秒、コロナが75秒とダイニチの方がかなり早いのですが、コロナには秒速点火というモードがあり、これを使うと点火時間は7秒に短縮されます。
しかし、このモードはあらかじめ余熱を行っておくことにより点火を容易にさせているので、その待機時に電気を使用しています。その消費電力は80w。
7秒点火の快適さを取りその分電気を使うか、電気の消費を抑えて30秒余計に待つのか悩むところです。(ちなみに秒速点火はタイマー設定もできます)
使い勝手
操作的にはベーシックなエントリーモデルですので、特に大きな差は無いようです。
しかし、僕がこの2機種の間で気になった差は給油タンクのフタです。
ダイニチはねじ込み式の給油汚れんキャップ(一応大きめのプラスチックのグリップカバーが付き、手は汚れにくいです)
出典 ダイニチ2016暖房機器カタログ
コロナはCMでもおなじみのよごれま栓が採用されています。これは強力なアピールポイントです。
出典 コロナ2016総合カタログ
ここの差は個人的に大きいと感じています。キャップが外れると置き場所の事を考えなくてはいけなくなりますので、すこしでもストレスが少ない方が良いですよね。
故障率と壊れにくい使い方とは
ネット上では、まことしやかに「コロナの方が・・」「ダイニチは・・」と、もっともらしいことが書かれていますが、所詮人の噂。比較できるような実験がされているわけでは無いので、なんとも言えません。
最初からの不良品でなければ、後の故障は使い方にも起因してきます。
寿命を伸ばす方法として長年使ってきての経験上言えることは・・・。
★フィルターの掃除を怠らない。
★シーズン始まり、シーズン終わりのしまい方を取説に従って行う。
★昨年の古い灯油は使わない。
★給油時に灯油に埃が入らないように注意する。
こんな感じです。やはりインジェクターのノズルの詰まり、カーボンが故障の原因になりますので、それが起きにくい様に灯油と吸い込む空気をキレイにする様に心がけると長持ちするはずです。
まとめ
こうやって比べてみると、コロナの方が上位機種にまで採用されている「よごれま栓」や「秒速点火」をこのエントリーモデルにも採用していることもあり、総じてコロナの方が良いように思いました。
いくら頑張ってもダイニチは7秒点火は出来ませんからね。
実際の売れ行きで見ると、販売台数シェア、ダイニチが9年連続でNo.1なんです。なので同じ新潟県の企業、コロナはいつまでも負けていられない!と売れ筋のエントリーモデルに高機能を投入して攻勢を仕掛けているのだと思われます。
今年は昨年モデルとあまり変わっていないようです。
ですので、安くなっている2016年モデルを買うという手もありますね。
こういう風にライバル同士が切磋琢磨して、良い製品を安く提供してもらえると消費者としては嬉しい限りですね。
ではまた
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