訳あってオールドレンズの分解をしました
せっかく手に入れたのに。。。
中古で手に入れたMINOLTA ROKKOR 50mm F1.7。激安の値段だったのですが、説明内の「動作に問題なし、カビなし」は全くの嘘。
ピントリングはグリス切れ。雑巾を絞る様にしないと動かない有様。
激安だったということもあり、こんなことで詐欺師まがいの人間にいつまでも関わりあうのも嫌なので早々にやりとりはやめて引き取ることに。
検索してみると思ったより簡単にバラせそうなので自分で修理を試してみました。
慎重に
ネジの頭をなめないようにシッカリ真っ直ぐ力を入れて緩めていきます。
ピントリングの摺動はこのネジですね。
とりあえず大げさにばらす前に、はみ出ていたグリスをねじ山に塗ってみます。・・がまだまだ固い・・・
そしてカビだらけ
後玉。
ホントに気づいてなかったのかどうなのか。まあ、実際LEDの懐中電灯で照らさないと見えないっちゃあ見えないのですが。こういうカビは前玉方向からLEDで照らすと見えますが、見る時は直視注意です!!
ちょっとクモリも出ているので後ろ玉はハイター風呂に。湯船はApple MagicMouseのケースです。
駆使した道具たち
登山用のヘッデン(ヘッドライト)とかドライバーの着磁機、会社で使っているクリーンルーム用のウエスなど
ちなみに左がよくあるマイクロファイバー系のウエスで右がクリーンルーム用のウエス。右のものは細い繊維が全く出ていないです。なのでiPhoneの画面フィルム貼りなどでも大役立ちです。
組み戻し
結局カビは落としきれませんでしたが、曇りがかなり軽減されました。で、一番の問題のピントリングは注油で見事復活。そもそも神経質な方でもないし細かいことはあまり気にしないのです。
最後、綺麗に拭いてみました。バラバラの状態から組み戻し「おかえりなさい」って感じです。一気に愛着がわきました。
そして試し撮り
外は雨だったので玄関先の水草の甕を撮影。中のメダカが甕に落ちた紫陽花の花をつついていました。
冒頭の写真も今回分解整備したROKKORで撮影したものです。
結果オーライ
レンズが届いてさっそくカメラに取り付け、あまりのピントリングの硬さに唖然し落胆。若いのに姑息な言い訳ばかりの販売者とのやりとりには怒りも沸きましたが、結果自分で分解清掃するという経験も得られ、レンズも当初の期待通りの性能を取り戻せたので良しとします。
そろそろ花菖蒲が最盛期。このレンズで撮影して来たいと思います。
でわまた!
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